2017年名盤・名曲まとめ
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
紅白でXを観てエモい涙を流した紳士淑女も多いのではないでしょうか。
2017年ももう数分で終了ということで、今年発売のアルバムベスト3とベストソングについて語ってまいろうと思います。
2017年アルバムベスト3
第3位 摩天楼オペラ 「PANTHEON -PART 1-」
Like→「PANTHEON」「Excalibur」「AM6:00に針路をとれ」
今年で結成10周年を迎えた摩天楼オペラが満を持して発表したアルバム。
本人たちのルーツであるヘヴィメタルに回帰しながらも、「俺たちの摩天楼オペラが帰ってきた」と思わせてくれる一枚。
vo.苑の日常密着型ながら、あくまでも前向きな歌詞がこれまでの摩天楼オペラの歩みを感じさせる一方、サウンド的には最もメタル色の強い一枚となっており聴き始めた瞬間メロイックサインを掲げてしまうこと間違いなしである。「Excalibur」の大サビだけでも聴く価値あるよマジで
真っ直ぐで真っ当な鋼鉄色。重音を愛する全ての人々に聴いてほしい名盤。
第2位 gibkiy gibkiy gibkiy「In incontinence」
gibkiy gibkiy gibkiy - In incontinence Album Trailer
Like→「とある澄んだ春の朝に」「頭蓋、紛い」「suspend」
Vo. kazuma (ex.Merry Go Round)、 Gt. aie (deadman、the studs、the god and death stars、THE MADCAP LAUGHS、KEEL)、Ba. kazu(ex.蜉蝣)、Dr. sakura(ZIGZO、Rayflower / ex.L'Arc〜en〜Ciel)という、レジェンド揃いのバンドの2ndアルバム。
身体にまとわりつくかのような複雑怪奇なサウンドは健在ながらも、キャッチーさも覗かせている。
このブログの常連ワードである「間瀬感(=aie氏の独特なギターフレーズ)」も遺憾なく発揮されており、「とある澄んだ春の朝に」「suspend」では特に強く感じられる。
「頭蓋、紛い」で披露されるsakura氏のドラミングも必聴である。
1曲目「無中無」のイントロド頭のリフからすでに混じり気のない、それでいて計算された狂気は始まっている。
後は怨念さえ感じさせる音像に身を委ね、深遠な愛を感じるのみ。
第1位 sukekiyo「ADORATIO」
sukekiyo 音源&映像作品集『ADORATIO』(2017.6 release) 視聴
Like→「擬似ネクロマンサー」「艶」「死霊のアリアナ」「白濁」
DIR EN GREYのvoice、京率いるsukekiyoの最新音源&映像作品集。
正直、この期に及んでsukekiyoがここまでの名盤を出すとは思っていなかった。
誤解を恐れずに言えば、前作「IMMORTALIS」の和を思わせる世界観と「VITIUM」の変態性を受け継ぎながらも、この2枚が霞むほどの存在感を放っている。
花魁や昭和のポルノを思わせる湿度が高くSMバリバリのフェティッシュさかつ変態性を湛えながらも、あくまで愛する貴方に愛されることを一人の女が求める歌詩。
しかし、sukekiyoには珍しいデジタル音を多く取り入れ、インダストリアルかつプログレッシブな曲調が、曲を全体として乾いた、渇いたものたらしめているため、ドロドロすぎてお腹いっぱいという感じはしない。
聴きかえすたびに異なる側面が煌めき、京の深遠なる愛を理解するのには一生かかるのではないかと思わせる一枚。
2017年ベストソング
sukekiyo「白濁」
(試聴は上のリンクから)
sukekiyo「ADORATIO」の最後を飾る一曲。
目まぐるしい曲展開、歌詞、これが愛。
†番外編(今年の曲じゃないけどベストソング)
gibkiy gibkiy gibkiy「形の無い、何よりも、愛したのは、お前だけが」
私が死んだらDIR EN GREY「MACABRE(新録の16分あるやつ)」とこの曲を流してください。
愛の極致。それ以外に言うことがない。1音目から全てを持っていかれる、全てを持っている感覚になる。
今年はフェティッシュというか、愛の深淵を見つめ続けた人たちの音にたくさん触れた年かなと思います。
2017年まとめ
今年は初めてライブに行き始めた年でもあり、バンギャルとしては激動の一年でした。
DIR EN GREYに始まり間瀬に終わった一年でしたね。まさかバンギャル5年生にして推しが増えるとは(うれしい)
たくさんの幸せが訪れて本当に楽しい一年でした。推しが生きてるだけで幸せ
こんな調子ですが来年もどうぞよろしくお願いいたします。