夢想家の日曜日

化粧した男達に胸を鷲づかみにされてしまった

“fear’s room” gibkiy gibkiy gibkiy x HOLLOWGRAM

“fear’s room” gibkiy gibkiy gibkiy x HOLLOWGRAM

2018年6月15日 梅田Zeela


gibkiy gibkiy gibkiy
Vo. kazuma
Gt. aie
Ba. kazu
Dr. sakura


01 無中無
02 愛という、変態
03 嫋嫋たる対象
04 箍を外す場合、穴に群れる具合

05 形状において歪な、または不自然な
06 suspend
07 告白

08 形の無い、何よりも、愛したのは、お前だけが
09 脳内に

 

前回観たライブの音源が本日の会場で売られている」という不思議な状況の中、実に4ヶ月ぶりのgibkiy gibkiy gibkiy


初手「無中無」のアウトロ、kazuma氏の咆哮が続く中始まる「愛という、変態」のイントロ。


流れるように曲が移り変わり、曲と曲との境界がみるみる曖昧になっていく。
イントロやアウトロで行われるセッション毎に、自分の現在地がどこなのかわからなくなる感覚に陥る。
曲構成、何気無いフレーズ、そして曲順。
かくあるものだと信じていた曲の姿を、やすやすと裏切ってくる。
刻々と変貌する曲の姿に、ただ翻弄されるばかりだ。


最初から最後までで一つの曲を構成しているかのように思えた時間。
待ち受けていたのは、箍の外れた獣だった。
もう彼らの枷となるものは何も無いのだろう。
バンドとしての強みをより一層増した彼らが、新たな場所へと既に進み始めているように思えてならなかった。

 

 

 

HOLLOWGRAM

Vo. ryo

Gt. 夢時

Ba. 一也

Dr. shinya

 

gibkiy gibkiy gibkiyのお次はHOLLOWGRAM

HOLLOWGRAMのライブは初見。

音源についても、「Qualia[ALBUS+RUFUS]」、「MALUS」を軽く予習した程度。というわけでセトリはありません。ご了承。

 

それでも、ryo氏の「綺麗に死ねると思うな」というセリフで始まった「Stand the devil's like」は圧巻だった。

指先まで血の通った歌が、圧倒的な表現力を持って全身を駆け巡る。

 

ryo氏の携わる作品には、いつも鮮やかな色彩があるように思う。

愛や憎しみ、優しさや狂気。

ときとして危ういバランスをかろうじて保つかのような緊張感。

様々な色が繊細に混ざり合う。

一つ一つの色が集まり放つ清冽な光に、また触れてみたい。

そう感じさせる一夜だった。

 

 

 

 

 


kazuma氏の顔左半分が真っ黒にペインティングされてたのにもかかわらずカラフルなニットをお召しになってたことは強調しておこうと思います(何があった)