BUCK-TICK 2018 TOUR No.0【大阪公演編】
BUCK-TICK 2018 TOUR No.0
2018年6月10日 オリックス劇場
Vo. 櫻井敦司
Gt. 今井寿
Gt. 星野英彦
Ba. 樋口豊
Dr. ヤガミ・トール
01 零式13型「愛」
02 美醜LOVE
03 サロメ -femme fatale-
04 Ophelia
05 光の帝国
07 PINOA ICCHIO -躍るアトム-
08 羽虫のように
09 IGNITER
10 残骸
11 楽園
12 BABEL
13 Moon さよならを教えて
14 ゲルニカの夜
15 胎内回帰
EN1
01 GUSTAVE
02 薔薇色十字団 – Rosen Kreuzer –
03 ROMANCE
EN2
01 Jonathan Jet-Coaster
02 極東より愛を込めて
03 Solaris
(ソース: http://www.livefans.jp/events_setlist/897769)
「TOUR No.0」奈良公演ぶり2度目のBUCK-TICK。
約2ヶ月を経て、より一層の深みへと到達した音に包み込まれる。
私自身、前回は全くの初見だったが今回は違う。
演者と観客の双方が手を取り合って「No.0の世界」の深淵に辿り着けるのも、長期にわたるツアーの醍醐味だ。
アルバムの曲順を追うかのように「零式13型「愛」」~「美醜LOVE」で幕を開け、「ゲルニカの夜」~「胎内回帰」で終わる流れもさることながら、「ノスタルジア – ヰタ メカニカリス –」からの「PINOA ICCHIO -躍るアトム-」~「羽虫のように」、そして「IGNITER」の流れが絶品。
アンコールまで一瞬たりとも息をつかせない構成。
名曲「ROMANCE」で目の前に広がった愛の景色、その「正しい」黒さと深さから未だに抜け出せずにいる。
観るものを包み込み、愛の世界へと誘う歌。
それはまさに「超自然的」という言葉がよく似合う。
インダストリアル的要素を多分に取り入れ、ある種の無機質さすら感じさせる楽器隊。
このニ者の対比。
「飛び行く残像は
サモトラケのニケより美しい」
これこそが、我々が過ぎ去りし遠き日々に思い描いた「未来」の姿ではないだろうか。
「GUSTAVE」であっちゃん様のにゃんにゃんパンチにヒデさんが反撃してたのが本当に愛らしかったです